【技術・開発後記】シンプルサイト構築
本ページは、今回のリニューアルにおける技術的な選定、開発フローの反省、解決した課題についての備忘録を、将来のサイト管理者のために残すことを目的としています。
サイトリニューアルの背景
1. システム構成とコスト
Movable Type (MT) から WordPress へのリプレイスを実施。 サーバー・ドメイン維持費といったインフラ費を除き、プラグイン選定を工夫することで追加コスト0円で完遂しました。
- CMS: WordPress
- Theme: Lightning(レスポンスデザインの中で一番楽そうだったので)
- Key Plugins:
- bbPress(掲示板機能)
- Contact Form 7(問い合わせフォーム)
- Better Search Replace(DB置換用)
- WP Multibyte Patch(日本語マルチバイト文字)
- VK Plugins(Linghtningテーマ拡張)
- その他省略
2. MT移行の断念と結果
当初はMTから記事データを抽出し、パーマリンク構造を維持したままWPへ移行する計画でした。 しかし、Perl バージョンを含め構築当時の環境が不明なことも手伝い、MTの修正が想定以上に面倒でした。管理画面にも入れない状態だったため、データの引継ぎは断念しました。
結果として、旧データはDBダンプとファイルデータのバックアップを残し、本番環境はクリーンインストールしたWordPressで運用を開始しました。
3. 【反省】開発フローは「ステージング」だけで十分だった
今回は教科書通りに「ローカル環境」「ステージング環境」「本番環境」の3環境を構築し、gitでバージョン管理する構成にしましたが、今回のようなライトな構築ならばローカル環境は不要でした。
理由:Git管理外の依存が大きすぎた フルスクラッチでテーマ開発を行い、Gitでコードをガッツリ管理する案件であればローカル環境は必須です。 しかし今回は、既存テーマやプラグイン活用がメインの「ライトな構成」でした。設定の多くがDB内や環境依存ファイルに保存されるため、ローカルでの変更をGit経由でデプロイする恩恵よりも、同期の手間が上回りました。
結論: ライトなWordPress構築であれば、「ステージング環境で直接編集・確認 → 本番へ反映」というフローが最も効率的なんじゃないかと感じました。
4. 【反省】WPはサブディレクトリではなく「ルート直置き」でよかった
今回、リニューアル前のサーバー上がファイルで散らかっていた経緯から、整理整頓を意識してWordPressをルート直下ではなく、サブディレクトリ(/wordpress/など)を切ってインストールしました。しかし、これも不要なこだわりでした。
- 手間: ディレクトリ構成を変えたことで、URLの書き換えやパス設定など、都度面倒な作業が発生した。
- セキュリティ: 「管理画面のパスを隠す」という意図もあったが、
wp-login.phpにBasic認証をかければ十分だと思う(特にライト勢)。 - 結論: ライトな構成であればファイル数もそこまで膨れ上がらないため、素直にルート直下に置くべきだったと思います。
5. 【ハマりどころ】DB移行とプラグインの課金問題(2026年2月時点)
ローカルやステージングから本番環境へDBを同期(マイグレーション)する際、プラグインの「有料化の壁」に阻まれました。
- All-in-One WP Migration: かつては定番でしたが、2026年2月現在、今回のデータ規模や用途で無料で使い切ることは不可能でした。
- WP Migrate Lite: こちらも要件を満たせず断念。
最終的な解決策: 原点回帰し、手動でのSQLダンプ(mysqldump)と置換プラグインで対応しました。
- DBをダンプしてインポート
- Better Search Replace を使用して、ドメイン(URL)を一括置換
泥臭い方法ですが、コストをかけずに確実に移行するには、結局この方法が一番確実でした。
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- サイト管理者。
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