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天からの試練〜全日本トライアスロン宮古島大会 Jero's Eye 速報

長年トライアスロンを撮り続けてきたカメラマン
本多ジェロが切り取るJero's Eye 
全日本トライアスロン宮古島大会速報

2019年4月14日、雨雲が覆い豪雨が予想されたため
15分スタート時間が遅れるというハプニングからは
じまった第35回全日本トライアスロン宮古島大会。
雨は3キロのスイムコースを終始降り続き、海原を
泳ぐ選手たちの背中を叩き続けた。スイムアップし
てから、トランジッションへ向かうコース上も、選
手のくるぶしまで埋まるほどの水たまりができた。

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スイムアップ制限時間の頃から青空が覗き、
157キロのバイクコースでは、雲間から覗く
日差しと強い南東の風に選手は悩まされた。

_DSC0421.jpgのサムネール画像

しかし、そのまま青空が続いたわけではなかった。
再び黒い雲に覆われ、バイクからランへのトラン
ジッションのある島の中心地一帯が黒雲にすっぽ
りと覆われ、前も見えないスコールのような豪雨が、
選手たちに襲ってきたのだ。その豪雨が去った後は、
今度は湿気がアップダウンのあるランコースを走る
選手たちに執拗に絡まりついてきて、行く手を阻む。

_DSC8231_1.jpgのサムネール画像

13時間半の制限時間まで、あと10分という頃になって、
フィニッシュ会場の競技場は、再びスコールに包まれた。
選手たちの熱い1日を祝福するかのような
清冽な天からの最後の試練であった。

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来年、また宮古島で会いましょう!!

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35年の歴史を盛り上げてきたトップ選手たち
左から、松丸真幸(21回大会優勝)、谷新吾選手(13回大会優勝)、西内洋行(28、30、35回大会2位)