17年目のリニューアル
歳月が経つのは、早いものである。
多摩丘陵に編集部を置いて、「トライアスロン・トリップ」創刊に向けてプレ0号の編集を開始したのが、2009年3月である。当時、それまで日本の唯一のトライアスロン雑誌だった「TJ」(トライアスロン・ジャパン)が廃刊することになり、日本にトライアスロンの雑誌がなくなってしまう事態となっていた。
なんとか雑誌を続けることはできないか。そんな思いで長年トライアスロンを撮り続けてきた本多ジェロ氏とTJ誌で全国各地の大会に参加して連載記事を執筆していた旅烏で、新雑誌を発刊することを模索することにした。資金も後ろ盾も何もないzeroからのスタートだった。そしてトライアスロンを愛する多くの人に支えられて、「トライアスロン・トリップ」という新雑誌が創刊することになった。
多くのトライアスリートに新雑誌を知ってもらいたい。そのプレゼン用として創刊に先立って作ったのが、0号だ。0号の表紙は、トライアスリートの顔が靄に隠れているようなジェロさんの写真。どんな雑誌なるのか、その全貌がわかる前の雰囲気を出していた。

4月の宮古島の大会までに0号を完成。そのプレ号を宮古島に集結するトライアスリートたちに配った。トライアスロン界に雑誌がなくなってしまうことを残念に思ってくれていた多くの人たちの温かい言葉や激励は、今でも心に残っている。


