2014年9月アーカイブ

IMG_6471.jpgのサムネール画像
2014年のシーズンの最大のレースと位置づけていたアイアンマン・ジャパン北海道。
昨年の大会もエントリーしていたのだが、
レース3週間前に練習中に落車して、肩鎖関節を脱臼。
現地入りするものの、片手で泳ぐこともままならず、スタートラインにも立てなかった。
どうしても完走したいという2年越しの思いもあり、地元のTTメンバーの協力もあって、
前もって2日間に分けて、バイクコースを試走もした。
フィニッシュラインへの手応えを少しは感じて、レースにのぞむはずだったが、
直前の1ヶ月は仕事も忙しく、ロングライドに行けず追い込めないままテーパ期に入り、
しかもまたもやレース直前に、
台風の影響の強風で突然閉まったドアに左手の中指をはさみ、
指の先を骨折するというヘマをしてしまう。
あいかわらずの旅烏である。
今回の目標は、終始笑顔で、できれば14時間くらいでフィニッシュしたいという感じ。

レース当日。
中指の骨折は、物があたったりしなければ痛くはなくなっていた。
しかし、バトルで当たったりしたら、ひぇ〜となるので、
左側の大外を泳ぐ。右オープンだったので、ちょうどよかった。
淡水なので、少しトラウマが頭を過ったが、
過呼吸になりそうになると、リズムをとるように数をかぞえて、
なんとか平常心で泳ぐことはできた。
しかし、バトルを回避しすぎて、大回りになって、
ほとんどドラフティングもできない単独泳。
後続のウェーブの選手にドシドシ抜かれていく。
結局、予定より10分以上も遅い時間でスイムアップ。
1:31:51  878位 
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ロングの場合、全部着替える旅烏。
おまけに5本指の靴下......。トホホ。
でも、あわてない、あわてない。
T1   15:42

バイクは、苦手な上に、試走でハードと知っているので、
145キロのスペシャルエイドまでは、7割ほどのパワーで回転数重視で漕ぐ。
平坦なのに、DHポジションさえあまりせず、まったり。
スイムが遅かったのにも関わらず、どんどん抜かされる。
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坂に入ってからは、すでに最も軽いギアで、カラカラと。
どんどん抜かされるが、これも作戦のうちと、平静を装う。
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途中、土砂降りが降ったり、晴れ間が覗いたり、変な天気ではあったが、
気候的には、蒸し暑くもなく、快適ライドだった。
風さえ、追い風ならば、最高だったのだが......。
試走の時のことを思い起こしながら、マイペースで距離を稼ぐ。
スペシャルエイドには、お気に入りのプチケーキをしのばせていた。
さぁ、ここから頑張ろうと、プチケーキを食べて、いざ出陣。
しかし......。
なんか調子があがらないまま、ペースをあげることもなく、
今までのペースのまま進むことになる。
上りは遅いし、下りも落車のトラウマで慎重にならざるをえない。
おまけに中指が使えないので、短い薬指でブレーキをかけなければいけない。
もうビクビクでダメダメ。
最後から二つめの坂の勾配は、本当に降りようかと思ったほど。
ヘロヘロになってしまった。
最後の坂は、前の坂よりは勾配はなかったが、わかっちゃいるけど、長かった。
もう淡々と行くしかないと、ひたすら漕ぐ。
ようやく上り切って、湖畔に下りてきて、
いざ、DHバーでガンガン......の予定だったが、
ほんの5キロも進むと、なぜか向かい風にかわり、
それからは、もうDHもできないほど、ヘロヘロ、ノロノロに。
まったく追い込めないまま、青息吐息でバイクフィニッシュ。
7時間と予想していた旅烏、やはり甘かった。
バイクのセンスのなさを、再認識したフィニッシュだった。
TTバイクのヌー号に変えたのだが、旅烏には、やはり効力はなく、もったいなかった。
機材とか、まったく関係ない。それ以前の何かが問題なのだ。
8:13:10  1069位

バイクからランへのトランジッション。
もちろん全とっかえ。5本指の靴下から5本指の靴下へ。
まぁ、時間はかかるわなぁ。
T2    14:05

苦手なバイクが終わったので、それだけでちょっと嬉しい。
ランの調子は、まずまず。
最初の5キロくらいは、笑顔でキロ5分半から6分くらいで走ることができた。
ロングのランは、いつもはハーフくらいまでは、
その調子で楽しく進めるのだが、
やはり、バイクパートのダメージが身体全体を包んで、
6キロあたりから、脚が動かなくなる。
なんとかだましだまし走るのだが、笑顔がだんだんなくなっていく。
折り返しの12キロまでが長かったこと。
何か元気になる方法はないかと、禁断のコーラも口にするようになってしまった。
コーラを一度飲むと、最後まで飲み続けないとダメになる。
普段炭酸は、飲まないので、ゲップが出て困ったが、
他に方法がないので、しかたなくコーラ作戦で行くことにする。
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ゴールゲートに戻ってきて、2周回目のメンバーを見送り、
あと1周。スペシャルエイドにプチケーキを入れておいたが、
あまりうまいとは思わなかったほど。
かなり疲れが......。
エイドとエイドの間の2キロをひとつのセッションとして、
もうひたすら前に進んだ。
たぶんキロ7分〜8分あたり。
それでもなんとかエイド以外は歩かずに走った。
あたりは真っ暗。
20時45分に打ち上げられる花火が、湖畔の先であがった。
あの光のあたりまで戻らなければ、フィニッシュラインには到達できない。
もう前に進むのみ。
見上げれば、満点の星だった。
なんとなく元気が出て、さらに前に進んだ。
温泉街に入ってきて、次第にペースをあげることができた。
そしてフィニッシュラインまでの一本道。
そのまわりには、TTメンバーや応援の人たちが待っていてくれた。
感激。みんなとハイタッチして、
フィニッシュラインを踏んだ。
5:32:09   780位
総合 15:46:57   950位(順位は、すべて最終リザルトより)
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予想タイムより1時間45分以上も遅かった。
14時間なんて夢のような記録。
自己申告タイム差の旅烏杯をメンバーでやっていたのだが、
ブービーでした(笑)。
いろいろと課題の残るレースになった。
またイチからやり直しだ。
でも、フィニッシュラインに戻ってきた時、
TTメンバーや応援の人たちが、みんなで待っていてくれたことは、
本当に嬉しかった。
タイムや順位なんかより、それが旅烏の財産だなぁと思った。

2年越しの思いとともに、フィニッシュラインを越えることができた。
来年は......どうするか、とても今は言及できない。
あのバイクコースをもう一度走る気力が......。


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あしからず。

 

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