第1回松本マラソン。

松本は旅烏の生まれ育った街である。

特に最初の5キロは、幼い頃から馴染みのある場所だ。

大会当日は、秋の清々しい快晴に見舞われた。

101日の開催と、マラソンシーズンにしては早い開催日。

トライアスロンシーズン中は、

ラン単体では月50km100kmだったし、

直前の9月も150キロ止まりで付け焼き刃。

そのため地脚ができていないので、ファンランに徹して、

ランナーの視線で記憶の中にある街を楽しみながら、

キロ6分で行き、30キロ過ぎからペースアップする作戦。

サブ4を出せたらいいなぁくらいな緩い感じ。

参加するトリップメンバーとエールの交換をして、

それぞれのブロックに並ぶ。

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申告タイムではなく、ベストタイムでブロックが決まっているのか、

なぜか8ブロックあるうちの2番目のブロックと前の方。

往年の名ランナー、

東京オリンピック8位でゲストランナーの君原健二さんの挨拶も

背伸びすれば、見ることができる位置だった。

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ほどなくスタートの合図。

スタートまでのロスタイムは1分ほどしかない。

こりゃ、まわりのペースについていっては、

必ず潰れるからとマイペースで走る。

それでも最初は下り基調なので、

どんどん抜かされるも、気づけばキロ530ちょっと。

あわててスピードを緩める。

お城や松本市の中心部は、通っていた小中学校の学区内なので、

懐かしさと変容した街並みを見ながら走り抜けた。

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その後は、川沿いなど市内郊外へ。

ハーフ地点手前のコース上に住んでいる弟夫婦の応援があり、

写真を撮ってもらった。

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ここまでで、2時間。

ほぼ予定通りのレース展開。

ダメージも感じていなかったので、

35キロまでこのペースでいって、その後ペースアップすれば、

余裕でサブ4はいけそうだった。

35キロ過ぎまでは、坂では少々遅れ気味になったが、ほぼイーブン。

35キロを過ぎ、さあ、ペースアップという感じで、

気持ち的には、ガンガン走っていて、

周りのランナーを次々と抜いていけるのだが、

なぜかキロ630前後になってしまう。

微妙にアップダウンがあり、向かい風のせいなのか。

せめてキロ6分前後にしようと頑張るのだが、

スピードがあがらない。

残り3キロから、身体中が怠くなり、さらに失速。

ラストスパートするために、体力を温存したはずなのだが。

結局、キロ7分台に突入するという体たらく。

最終的には、いつものようにヘロヘロ。

手前1キロのところで、「謝くん、頑張れ!」との声。

見れば中学時代の同級生。

名前の入った応援プレートまで用意してくれていた。

感謝、感謝。

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少し元気になったものの、それ以上は速くは走れず。

ヘロヘロのままフィニッシュ。

4時間22分という。トホホなタイムになってしまった。

旅烏のレース展開はイマイチだったが、

運営もしっかりしていて、

秋晴れだったので、

槍ヶ岳や常念岳などの北アルプスの秀峰も見えたし、

沿道の応援も多くて、

なかなかよい大会だと思った。

またフィニッシュ会場の松本空港周辺の信州スカイパークは、

芝生が敷き詰めていたり、森の中のランコースなどが設置されていて、

とても居心地のよい場所だった。

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生まれた街で、こんな素敵な大会が生まれたことは感慨深い。

今後は毎年出場する恒例の大会になりそうな予感。

https://connect.garmin.com/modern/activity/2024189713

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 備忘録

○ウエア   トリップ半袖ランニングシャツ、トリップトレイルランパンツ バイクキャップ、5本指靴下

○靴     ON Cloud  Diver & Lime

○携帯補給食  ●前日就寝前▶「アミノバイタル®アミノプロテイン」●レース1時間前▶「アミノバイタル®パーフェクト」1個、●レース直前▶「アミノバイタル®プロ」1包 ●レース中▶「アミノバイタル®アミノショット」3個(トレランパンツの後ろポケットに携帯。10キロごとに摂取)●フィニッシュ直後▶「アミノバイタル® ゴールド」1包●就寝前▶アミノバイタル®アミノプロテイン

○途中のエイドで採った補給食 バナナ、塩飴、まんじゅう、梅干し

木更津トライアスロン 参戦記

高速コースの罠

 

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旅烏のオリンピック・ディスタンスの自己ベストは、

2008年の天草大会で出した2時間3322分だ。

いつか2時間30分切りをしたいという思いがあったが、

50代も半ばとなり、その目標達成はほど遠くなりつつある。

木更津トライアスロンが開催されて3年。

自衛隊の敷地内の平坦な滑走路を利用する高速コースだから、

1回目の大会は、自己ベスト更新ができるのではないかと

意気込んでレースに臨んだ。

しかし、スイムアップからトランジッションまでの距離が

思いのほか長い上に、バイクは頑張ったが、

ランが思ったようにタイムが伸びず、

結果は、2時間4059秒だった。

2回目は、風雨でコンディションも悪く、2時間512秒。

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レース当日、曇りベースで、思ったより蒸し暑くなく、

コンディションとしては昨年よりも数段よかった。

「お、これは自己ベスト狙えるのではないか?」

懲りない旅烏。

いい歳をして、実は密かにそんなことを考えていたのである。

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PHOTO BY KONDO

スイムは最終ウェーブからのスタートだったので、

前のウェーブでコースを確認し、左端からスタートすることに。

フローティングスタート地点に向かおうと泳ぎはじめたら、

指に嫌な痛みが。

底についていた牡蠣に触れてしまったようだ。

足元は気をつけていたが、まさか指をやられるとは。

あわてて指を見るが、血は出ていないようなので、

そのままスタート地点へ向かう。

左端の先頭から、大外からブイを目指して進む作戦。

指は滲みるものの、我慢できる範囲。

気を取り直して合図とともにスタート。

幸いバトルもなく、コース取りは成功した。

前のウェーブに追いついて、少しもたついた箇所もあったが、

総じて快調に泳げた。

ただ透明度が悪く、いつものコバンザメ作戦ができず、

ほとんど自力で泳いだため、思ったよりタイムは伸びなかった。

それでも 「まだイケる!」

そんな気分だった。

SWIM   0:32:11    (451/1349)

 

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スイムアップしてトランジッションまでのランは、

息が上がってあまり速く走れなかった。

ロングのレースに慣れていると、

ついトランジッションでは、もたついてしまう。

素早い行動がとれないのだ。

少々のロスがありつつバイクコースへ。

バイクコースに入ったとたん、風の抵抗を受ける。

しかしDHポジションで押していく。

メイン滑走路に入り往路は追い風だった。

DHポジションでガンガン行くも、40km/hが精一杯。

前はもっと出たなぁと思いつつ、折り返せば向かい風。

それでも30km/hを落とさないように頑張る。

セントレアが終わってから、バッテリーの調子が悪く

ヌー号(TTバイク)はバイクショップに入院。

合宿をはじめ富山トライアスロン、沼津駅伝などのレースも

すべてキングフィッシャー号(ロードバイク)に乗っていた。

身体に優しいポジションに慣れっこになっていた。

これではヤバいと木更津の前の3週間からは、

攻めのポジションに慣れるため、

ヌー号で練習する予定だったのだが、悪天候が重なり、

思うように乗ることができなかった。

ヌー号での練習不足のせいか周回を重ねるごとに、

肩の方が痛くなってきてしまい、

DHポジションのままこぎ続けることができなくなってしまった。

結局、そのままパワーが出ないままバイクパートが終わってしまう。

BIKE 1:22:37   (562/1349)


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 PHOTO BY KONDO

自己ベスト更新の夢がつゆと消えたものの、

せめてコースベストは出せるかもしれないと、気持ちを切り替える。

しかしランに入ってからも調子は今ひとつだった。

そんなにスピードを上げていないのに、

心拍数がすぐに上がってしまう。

昔は、暑くてもランに入ると、ガンガンスピードを上げられたのだが、

最近は蒸し暑い時のランは、どうも苦手になっている。

まだ今日はマシな方なのに、キロ5分半くらいで精一杯。

エイドで水をかぶるも、ヌル〜くて(笑)。

それでも淡々と前に進むしかなかった。

何度もトリップのメンバーとすれ違ってエールを交換する。

すると少し元気がでるから不思議だ。

周回を重ねるごとに、気持ちだけはスピードをあげているつもりでも、

実際は少しずつ遅くなっていた。

周回を終えてラストスパートをしようと少しスピードアップするも、

数人を抜いただけで、すぐに失速。

しかし最後はなんとか笑顔でゴール。

RUN 0:58:51  (620/1349)

 

結局、自己ベストやコースベストどころか、

コンディションの悪かった昨年よりも

タイムを落とす結果になってしまった。

スイムはまあまあだったが、やはりバイクとランはダメダメ。

課題の残るレース展開になった。

身の程を知らず、「高速コースという罠」に

完全に引っかかってしまったというわけだ。

TOTAL  2:53:39   (508/1349)

GARMINの記録はこちら→

https://connect.garmin.com/modern/activity/1941004333


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PHOTO BY NAKANISHI

まぁ、旅烏のレース展開は別として、

多くのトリップメンバーが集まってくれ交流が深められたし、

沿道の多くの方にあちこちで応援をしていただき、

感謝でいっぱいだ。

日本一の参加人数と人気大会に成長した木更津。

歳を重ねても、まだ過去の自分と闘う気にさせてくれる。

そんな魅惑のコースだ。

なんやかんや言っても、やっぱり楽しいのだ。


また来年も罠に落ちてしまいそうである。


IMG_8705.jpgのサムネール画像

 

備忘録

○自転車  NU (TREK Speed Concept TTバイク)

○ウエア   トリップスピードスーツ(半袖 着替えなし)、レースグローブ、バンダナキャップ(バイク)、サイクルキャップ(ラン)、靴下(バイク、ラン、履き替えなし)

○靴     ON Cloud  Diver & Lime

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 補給食  

●前日就寝前▶アミノバイタル®アミノプロテイン●レース1時間前▶「アミノバイタル®パーフェクト」1, 「アミノバイタル® ゴールド」ジェル1個、レース直前▶「アミノバイタル®プロ」1包●T1 ▶「アミノバイタル®アミノショット」1,●フィニッシュ直後▶「アミノバイタル® ゴールド」1包●就寝前▶アミノバイタル®アミノプロテイン

 

ヌー号、ご機嫌ナナメ

  事件はレース前日のスタート会場で起こった。

 611日、愛知県の中部国際空港を拠点に開催されるアイアンマン70.3セントレア知多半島ジャパン。

 このレース、T1T2、フィニッシュ地点がすべて違うというコースレイアウト。また空港とスタート地点との間の橋は、高速道路のため自転車が走行できない。準備には細心の注意が必要だ。自転車は、スタート会場で受け取ることができるバイクイベント便で宅配した。このバイクイベント便、レース後も最終的に選手に渡されるピックアップ地点から自転車を送り返すことができるので便利なのだ。今年で7回目の出場となるので、これが最善の効率のよい方法だと感じている。

 しかしひとつ問題があった。我が相棒のTTバイクのヌー号は、電動ギア。充電がなされていないとまったく動かないグータラな奴なのである。最近、どうもバッテリーの調子が悪く、宅配前に満タンに充電しても数日後に現地で受け取ると、まったく放電してしまっていることが多々あった。放電しても充電すれば動き出していたので宮古島などは、ホテルで充電して事なきを得たが、今回はレース前日のバイクチェックイン直前に自転車を受け取り、そのまま自転車をトランジッションに預けないといけない。

 ドキドキしながら、バイクケースからヌー号を取り出し組み立てると、案の定、放電していて、まったくゼロの状態。しかしこれは想定範囲内。こんなこともあろうかと、モバイルバッテリーを持参していたのだ。

 しかし......。

 なぜかモバイルバッテリーでも充電できないのだ。仕方がないので、大会のバイクメンテブースに駆け込む。メンテナンスでは、オミノウェイズの伊谷さんをはじめメカニカルが3人がかりで新しいバッテリーに変えてみたり、Di2のアップデイトをPCでしてみたり、いろいろと試行錯誤してくれた。でもまったく動かない。1時間くらいいろいろとやってくれ、最終的には、元のバッテリーに戻してアップデイトした何かの瞬間に、動くようになったが、それでうまくいったのかどうか......。誰もがイマイチ確信がもてないままバイクチェックインをすることに。

果たしてゴールまでバッテリーは保つのだろうか」という不安を抱えたまま、当日を迎えることになった。

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ヌー号をトランジッションに預けるも...... 


まだ動いている!?

  レース当日。自転車の並んでいるT1に行って、まずヌー号のご機嫌を伺う。幸いお腹はいっぱいの緑色の表示。ほっとして、メンバーたちと一緒に、自分の出番を待つことに。旅烏、今年からカテゴリーがあがって、男子の最終ウェーブへ。スタート時間までにかなりの時間があった。

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 ようやく自分の順番が回ってきて、左端の2列目あたりに陣取る。第1ブイまでは、インコースとなるので、バトルを心配していたが、大外を泳いだので、それほど接触はしなかった。第一ブイを回ってからも、大外を泳いでいたが、あまりに大回りになりそうだったので、徐々に内側に入っていった。透明度は悪く何度か前を泳いでいる選手に頭を蹴られた。

 第二ブイからは、選手の塊も少なくなってきたので、インコース沿いを泳ぐ。泳力のあう選手をみつけて、コバンザメ作戦を開始し、気持ちよく前に進んだ。心配していた流れも思ったより感じずにスイムフィニッシュ。時計を見ると、最近、スイムが低迷していた割には、まずまずのタイムだった。

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 長いトランジッションを走り、ヌー号のところへ行って、すぐにご機嫌うかがい。幸い緑色の表示のままだった。

117_3rd-848560-DIGITAL_HIGHRES-1907_022809-8034826のコピー.jpg バイクは工業地帯のフラットでテクニカルなコースを4周回した後、アップダウンのある山

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 周回コースを抜けてからも、あまり脚にダメージがなかったので、なるべくDHポジションで突き進んだ。残り10キロあたりのところで、

「謝さん!」と聞き慣れた声。

 振り向くと沿道に伊谷さんを発見。

「まだ動いている。このまま、行けそう!」と旅烏。

 そのままフィニッシュ。ヌー号のご機嫌が直ったおかげで、なんとかバイクパートは3時間を切ることができた。


 ランに入ると、思ったよりは蒸し暑くなく、キロ530秒前後、坂が多いところでキロ6分くらいで走ることができた。エイドでとまって、水分を補給する以外は、気力もあり走り続けた。いつも失速する海岸線に降りてからのフラットな部分。次第に脚にだるさは出てくるが、それでも最大で落ちたのがキロ630秒で、それ以外はほぼキロ6分前後で淡々と走りきった。

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Swim 00:40:14 439/1663人中

T1 0: 10:16

Bike 02:58:12 693/1663人中

T2 0:04:50

Run    02:04:45 593/1663人中

Overall 05:58:20 586/1663人中

エイジ20/99人中

 終わってみれば、苦手なバイクで3時間切りできたのと、総合タイムが6時間切れたのは、大きな収穫だ。

 今回は、前日はDNSも覚悟していたので、上出来のフィニッシュであった。

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 ちなみに......。

 ヌー号は、その後もだましだまし使っていたのだが、やはりバッテリーの調子が悪く、現在、1ヶ月近く入院中。バイクショップによれば、シマノにまでバッテリーの調査に出して、不具合箇所をチェックしているとのこと。早く元気になってくれるといいのだが(笑)。

 

備忘録

○自転車  NU (TREK Speed Concept TTバイク)

○ウエア   トリップスピードスーツ(半袖 着替えなし)、レースグローブ、バンダナキャップ(バイク)、サイクルキャップ(ラン)、5本指靴下(バイク、ラン)

○靴     ON Cloud  Diver & Lime

IMG_6666.jpgのサムネール画像

補給食  ●前日就寝前▶アミノバイタル®アミノプロテイン●レース1時間前▶アミノバイタル®パーフェクト」1, アミノバイタル® ゴールド」ジェル1個、レース直前▶「アミノバイタル®プロ」1T1 アミノバイタル®パーフェクト」1, アミノバイタル® ゴールド」ジェル1個●バイク▶「アミノバイタル®パーフェクト」2個(X-LAB TORPEDOに入れて、バイクパート中に飲み干す) アミノバイタル®プロ」2(オブラートに包み、弁当ボックスに入れて1時間に1包摂取)T2アミノバイタル®パーフェクト」1, アミノバイタル® ゴールド」ジェル1個●ラン▶「アミノバイタル® プロ1包(10キロ地点エイドで摂取)●フィニッシュ直後▶「アミノバイタル® ゴールド」1包●就寝前▶アミノバイタル®アミノプロテイン


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フィニッシュメダルと今回出場の記念に購入した

島アクセサリー屋「utatane」のキーホルダー


レース後、トランジッションバックを開けて、

中身を確認したところガーミンは入っていなかった。

ということは更衣室の机の上に放置してしまったのか。

順位的に真ん中辺でスイムアップしているので、

多くの選手が更衣室を使っているはず。ああああ。

3年は使っているガーミンだが、

ずっと一緒に練習した、

まだまだちゃんと動いていた可愛い相棒だ。


レース後はあまり眠れなかったので、

夜中に事務局の事情を説明したメールを送るも、

レース翌日の忙しい時に、事務局からの連絡はなかった。

ふれあいパーティの時に、会場の事務局詰所に行って聞くと、

レース中の忘れ物は、

大会事務局のある体育館2階に届いているとのこと。

でもパーティが終わる時間には、もう閉まっているという。

しかたなくレース2日後の朝一で体育館へ行くことにした。


忘れ物が並んでいるところには、相棒の姿はなかった。

事務局のスタッフに聞くと、時計は別の場所に保管してあるという。

事務室の中に入ると、ひとつの机の上に時計が3つ。

そのひとつが旅烏の持っていたガーミンと同じ910XTJだった。

見た目は愛しの相棒と同じ形状だが確信がない。

もちろん充電切れしているので確認する手段がない。

名前と連絡先を記入した後、

レース番号が記されているリストバンドとガーミンを

スタッフの人が、一緒に写真を撮った。

そして、もし自分のものでなければ連絡をすることにして、

ガーミンを受けとることができたのである。


ホテルに戻り、充電開始。

そしてパソコンに取り入れて見ると......。

マルチモードになっていたスイムタイムの表示は、

1:10:17

旅烏と同じだった。

自分のガーミンであることの証明された瞬間だった。


置き去りにされたガーミンのその後の軌跡は、

地図上に残っていた。

スイム会場からあちこち動いて、

最終的に体育館へと到着している。

旅烏がレースをしている間、

ガーミンもまたボランティアスタッフとともに、

あちこち動いていたようだ。

電池が事切れるまで、自分の存在を発信し続けていたのである。

なんとも健気ではないか(涙)。


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ちなみに忘れ物が並んでいる場所から、

バイク用ライトとフロアーポンプは見つからず。

代わりにスペシャルエイドで置いてきたボトルを救出した。

スペシャルで預けた補給食を入れていた紙袋の中に保存されていた。

エイドの人がわざわざ持ち帰ってくれたのだろう。

色合いが気に入っていたが、

捨てボトルとしてあきらめていたのに、

感謝である。


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今年で33回目を迎える全日本トライアスロン宮古島大会。

2002年に初参戦して以来、今年で10回目の出場となる。

この節目にあらためて自分の記録を紐解いてみた。


●自己ベスト 2007年(45歳)

11:43:35 (579/1399人中)

Swim 0:55:18 (311/1399) Bike 5:57:01 (806/1399) Run 4:51:16 (546/1399)

●自己ワースト 2003年(41歳)

13:46:42 (1076/1165)

Swim 1:01:23(811/1165) Bike 7:02:51(1207/1165) Run 5:42:28(839/1165)

●最新のタイム 2010年(52歳)

12:05:38 (703/1534)

Swim 1:03:37 (849/1534) Bike 6:10:50 (1088/1534) Run 4:51:11 (479/1534)


あまりタイムなど気にせずにやってきたノロ亀旅烏だが、

過去の自分と向き合うと、結構速いという印象。

自己ベストのスイムタイムに至っては55分台なんて!

10年後の55歳の今の自分にとっては、夢のまた夢だ。

伊良部大橋ができたので、バイクコースの距離がのび、

コースもハードになっているし、

風や天気の天気のコンディションによって激変するので、

一概に推し量ることはできないが、

過去の自分のタイムを基準に、今回の目標を決めた。


●最低限の目標

Swim 1時間15分切り  Bike 6時間切り Run 5時間切り

●通常の目標

12時間切り

●最大限の目標

自己ベスト更新

 

落車して肩の靭帯を断絶してからは、

スイムが低迷しているので遅めのタイムを設定。

ランは普通に走ることができれば、

5時間はいつも切れているので問題ないはず。

バイクはずっと苦手競技だったが、

その分、伸びしろが一番あると思って、

この冬場は自分なりに練習はしたという手応えがあった。

バイクコースが今までよりハードでも

6時間は余裕で切れるはずだと思った。

バイクのタイムによっては12時間切りはもちろんのこと、

うまくすれば自己ベスト更新なんかできるかも、

と実は密かに皮算用して、ほくそ笑んでいたのである。


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 スイム直前、TTメンバーと。


時計回りのスイムコースは、右オープンなので、

左端からスタート。

かなり大回りになったはずだが、

それでもバトルを避けることができたので、

平常心で泳ぐことができた。

コーナーを曲がる頃から、

あまりに左寄りに泳いでいる人はパスして、

インコース側に寄るように泳ぐ。

最後のブイを曲がった頃に、

海パン一丁で泳いでいるCEEPOの田中さんを発見。

田中さんはスイムが速いことで有名なので、

結構、いい感じかも」と気をよくする。

ほどなく自分より少し速くて、

バタ足をあまり激しくしないスイマーを見つけ、

コバンザメ作戦開始。

心配していた肩の痛みも出ないままスイムフィニッシュ。

1時間10分台だったので、今の現状では上出来である。


スイムアップして、多くの応援に応えながら更衣室へ。

旅烏、ロングの場合、すべての競技のウエアを全とっかえしている。

おまけに5本指靴下も履く。

かなり時間をロスするのだが、それよりも快適性を重視している。

それでもやはり焦っていたようだ。

着替えのため邪魔なので、

1回、時計タイプのガーミンを外して、更衣室の机の上に置いた。

着替えている間にそのことをすっかり忘れて

バイクスタートしてしまった。

机の上に置きっ放しにしたのか、

ウエットスーツとか、そのへんに脱ぎ捨てた荷物と一緒に

トランジッションバックに入れたのかも、定かでない。

またまたやってしまった旅烏。


実はスタート前、真っ暗な時にバイクセッティングしている時、

すでにバイク用ライトとフロアーポンプをどこかに置き忘れて、

探したが見つからず、紛失したばかり。

歳を重ねるごとに、おっちょこちょい度は増すばかりだ。


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まだ調子のよかった伊良部大橋


バイクは最初のうちは練習の成果もあってか好調だった。

2月の終わりにはひとり合宿に宮古島に来て、

コースも把握していたので、平坦な場所では、

向かい風でもDHポジションでガンガン突き進む感じが嬉しかった。

上り坂に差し掛かると反対にガンガン抜かされるが、

負荷をかけて脚を使わない作戦だからと、

あまり気にせず軽いギアで抜かされるにまかせた。

しかし100キロを超える頃から、今ひとつ調子があがらなくなる。

大臀筋の後ろ上部のあたりが重くなってくる。

DHポジションが辛くなってくると、

四六時中ガンガン抜かされる感じ。

しかも、あちこちのエイドでも休憩してしまい

ロスタイムがどんどん増える。

結局、6時間を大幅に超えてバイクフィニッシュ。


時計がないので、

バイクからサイクルメーターを外して更衣室へ駆け込んだ。

今までは苦手なバイクパートが終わると、

「よく頑張った!」と清々しい気分になるのだが、

今回はいつもと違っていた。

バイクの不甲斐なさに、ガッカリした感じだったのだ。

まぁ、それでもランに入らなくてはと、またまた全とっかえ。

5本指靴下もまたまた5本指靴下に履き替えた。

当然、トランジッションで10分以上かかってしまう。


スタートしてほどなく、

トップ選手のキャメロン・ブラウンとすれ違う。

それなりに冷静で、

突っ込みすぎないようにキロ6分弱で走るイメージだった。

右手にスポンジ、左手にサイクルメーターという両手ふさがりで走る。

サイクルメーターを持って走ったことなどないから、

ラップの操作の仕方がわからず、

ただ時間を見るという感じになった。

でも何もないよりは少しはマシか。

防水性に優れているので、

水をかぶったりしてもあまり気にならなかったのは不幸中の幸いだ。


ランの調子は悪くなかった。

バイクの時にあんなに怠かったのに、脚も軽やかだ。

このペースで走れば

バイクの失速を挽回できて自己ベストも狙えるかもしれない。

懲りない旅烏が登場。

前を走る選手を一人ひとりパスしていくことに快感を覚えながら進む、

いやーな奴。


しかしやはりそんなにうまくはいかない。

15キロ過ぎから、気持ちが悪くなる。

日差しは強いが、蒸し暑くはなく、

涼しげな風が吹いていたので、コンデションは悪くなかったのだが、

それでも脱水気味だったのかもしれない。

気づいてからは塩を舐めたりしたが、

すぐにでも戻してしまいそうな感じになった。

歩きはしなかったが、次第にペースも落ちてくる。

ハーフまでも来ていないのに、

こんな状況でフィニッシュできるのか。

一瞬、そんな気持ちまで過ぎったほどだ。


ようやく折り返し地点に辿り着き、

ハーフ地点のエイドで少し腰掛けて休んだ。

そして最後の手段のコーラを飲む。

旅烏にとって、コーラは一か八かのカケ。

コーラを飲んだとたん吐き気を催し、戻しまくることが多い。

しかし数回、コーラを飲んでから、

なぜかスッキリして復活することが稀にあった。


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コーラを飲むと、やはりゲップとともに吐き気が。

しかしそれを我慢しているうちに、気分が持ち直した。

それからは淡々と走ることができるようになった。

ペースも次第にキロ7分弱くらいに回復し、

最後はキロ6分くらいで走りきることができた。


一刻も早くこの苦しみから逃れたいと必死で走っていたのだが、

競技場までの坂道は、

あと少しで終わってしまうという寂しさが沸き上がるようになっていた。

沿道の応援する人たちで鈴なりになっている。

その花道の中を突き進むように競技場に入ると、

ライトに照らされたトラックが目の前に広がっていた。

「謝さん!」

まわりで多くの人の声が聞こえてくる!


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最後はトリップのメンバーがトリップの横断幕を持ってきてくれて、

一緒に走ってゴール。

何度経験しても、感激でいっぱいの瞬間だ。

 

  今回の記録 

2017年(55歳)

12:45:56 (858/1552人中)Swim 1:10:15 (734/1552) Bike 6:18:37 (1105/1552) Run 5:17:04 (749/1552)

 

結局、最低限の目標ですらクリアできていない。

それなりに練習を積んだバイクがやはり一番悔しい結果。

バイクのセンスがないことを痛感。

課題の残る結果にはなったが、

この舞台に立つことができたことに感謝しよう。


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フィニッシュロードに入ると、
スポットライトが眩しかった。
両側の沿道の人とハイタッチしながら、
100mほどのフィニッシュロードを駆け抜けた。
疲れてはいたが、湧き上がる達成感に笑顔がこぼれた。
旅烏の名前をコールして、
「YOU ARE IRONMAN !」と叫んでくれたMCの人とハイタッチして。
フィニッシュラインを越えた。
RUN   5:36:48

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スクリーンショット 2016-09-27 11.05.30.jpg
ガーミンの記録も正式なタイムとほぼ同じ。
コース地図とか、参考にしてください。

フィニッシュ後、疲れ果ててフィニッシュエリアに並んでいた
ベッドに横になり少し休養していると、
腹が減ってきたので、何か食べようとフードスペースへ。
いろいろと並んでいたが、結局、温かいスープしか飲めなかった。
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すぅ〜さんと一緒に、バイクのピックアップのためにトランジッションにいる時、
制限時間終了の0時の花火があがった。
多くの花火が夜空を染めて、綺麗だった。
 
IMG_1294.jpgのサムネール画像

以下は、今回の結果の考察などしてみる(笑)。
2014年のジャパンでの旅烏の記録はこちら。
スクリーンショット 2016-10-05 22.17.51.png
15時間台で、1,345人中、963位。制限時間は17時間。
2015年、アイアンマン台湾は、1,023人中、676 位。制限時間17 時間。
スクリーンショット 2016-10-05 22.25.55.png
コースが違うので一概にはいえないが、
旅烏のフィニッシュタイムを比べてみても、かなりレベルが高い感じ。
制限時間も16時間10分で、かなりハードだ。
14時間台のフィニッシュは、旅烏にとっては上出来なのだが、
2012人参加人数中、1518番。
ほぼ4分の3の順位。
Athleate tracによれば、
SWIM終了時 1482位 BIKE終了時 1538位 RUN 終了時 1518位
課題のバイクを頑張った割には、
やっぱりBIKEで順位を落としている感じ。
水温が低く、昨年はダメだったウエットが着ることができたスイム。
肩鎖関節脱臼で靭帯を損傷してからは、ベストタイムだったのは、明るい兆し。
バイクは、キモだった110キロからの峠越えのヒルクライム部分も、
北海道の実証実験よりは短く感じたし、
辛いながらも、部分的には楽しく走れたのも良しとしよう。
ランは、吐き気との闘いだったが、
途中からほとんどエネルギー補給できなかったにもかかわらず、
最後まで走り切れたのは、マヨルカ入りしてから、
ホテルのバイキングで、がっつり食べることができて、
カーボローディングができていたせいに違いない。
またレース日のみ、曇りベースで時折土砂降りという特殊な天候で、
寒かったものの、灼熱の日差しに曝されず脱水症状にならなかったのも、
今となっては、よかったと思う。

ちなみに旅烏の自己ベストのアイアンマンは、2013年のケアンズ。
1,389人中815位。バイクもランもフラットなので、13時間台のタイム。
スクリーンショット 2016-10-05 23.17.16.pngのサムネール画像

透明度の高い海を泳ぎ、
マヨルカ独特の乾いた大地と、峻険な峠と、オーシャンブルーの海岸線と、
そして息を飲むように美しい街並をバイクで疾走し、
リゾートの雰囲気の漂うアルカディアの港町を走る。
コース設定は、絶妙。
また開催されているアルカディアの街も、
リゾートの雰囲気満点で、治安もよく居心地がよかった。
またいつか再訪してみたいものだ。

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※大会会場からも近く、落ち着いた雰囲気で、ホテルの選択が成功したのも、
よい旅になった要因のひとつだ。


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※帰途の便から、今回の3種目のコースが見下ろせた。
スイムは手前の湾で、
バイクは画面中央の緑の部分から、
奥の湾を通って山岳コースに入り、再び戻ってくる。
ランは手前の湾の海岸線を周回する。
トランジッションエリアに入り、意気消沈。
バイクラックには、ほとんどバイクがかかっている。
まだ制限時間までには、1時間はあるはずだが、
後ろに、そう何人も残っていないことを実感。
赤色のラン用のトランジッションバックをピックアップし、
オープンテントでまたまた全裸に。
とにかく寒くて、早く濡れているウエアを脱ぎたかった。
ボランティアの金髪の女の子にバッチリ見られた(汗)。
彼女は気にもとめていないようだが、旅烏、赤面。
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※バイクチェックインの時のラントランジッションバックから
奥に更衣室のオープンテント

手が凍えて、うまくウエアは着替えられないし、5本指靴下を履くのも苦労した。
X-LABの通称「し尿瓶」に溶かし込んでいたパワージェルも
雨で半分くらいしか摂取していなかったので、
これではランの途中で、必ずエネルギー切れになると、
トランジッションバッグに入れておいた
すぅ〜さんからもらった、「スポーツういろう」を2個摂取することにした。
これを開封するのに、また四苦八苦した。
普段ならば、簡単にオープンできるはずなのだが、
気持ちが焦るのと、手が思うように動かないとで、
ひとつ空けるのに1分以上かかってしまった。
最後にトイレに寄る。
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この立ちショントイレ。足の短く、疲弊している旅烏には、
難関であった(笑)。
T2  15:23
T2の方がT1より時間がかかったのは、はじめての経験だ。

トランジッションを出て、NILOさんを探すが見当たらず。
後でわかったのだが、
テントで旅烏がノロノロと着替えている間に、
ヌー号を発見したNILOさんが、
もうランに行ってしまったのだと思い、
あわててランコースへ移動して、
ランコース上でも会えないまま、空港に向かう時間となってしまったようだ。
スタート前に握手を交わしたのが、最後となるとは思いもよらなかった。
せっかく忙しい中、弾丸で応援に来てもらったのに、
不甲斐ないタイムのせいで、再会することができなかった。
またまたやっちまった。
申し訳ない。トホホ。

ランコースは、フィニッシュ地点を中心にして、
海岸線を行き来する9キロの周回コースを4.5周回する。
ランスタートして、しばらくはキロ5分ほどで行けるほど、身体が動いた。
自重してキロ5分半に落としたが、
これなら4時間ちょっとで行けるかも、とほくそ笑む。
......凝りない旅烏である。
案の定、6キロ過ぎから身体が重くなる。
まだ1周回目なのに......。
おまけに気持ちが悪くなってくる。
それでも、あまりバイクでエネルギーが摂れていないので、
エネルギー切れを危惧していたため、
7キロ地点のエイドで無理をして、バナナやパワークッキーなどを摂取する。
2周回目に入ったところの9キロ地点のエイドで
唯一このエイドで補給できるレッドブルも摂取。
しかし相変わらず気持ちの悪い状態は、解消されなかった。
そして11キロのエイドで禁断のコーラを摂取したとたん、
一挙に戻した。
完全に胃腸がやられている。
そこから先は、さらに吐き気との闘いで、
水とオレンジの汁を飲むことしかできない状態に。
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※2周回目の15キロ地点付近。
ゴールは、まだまだ先なのだが、もう苦そう。

それでも一度歩いてしまったら、もう進めないと思い、
エイド以外は歩かないことを決意し、前に淡々と進む。
キロ7分半から8分と、どんどん遅くなるが、
それでも前に向かって進む。
次第に暗くなるが、リゾート地なので、まだまだ人が多く出ていて、
沿道の応援が絶えなかった。
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3周回目。24キロ地点。首が上がっている。さらに辛そう。


4周回目になると、人も少なく閑散としてくる。
それでも淡々と前に進むしかない。
日本人選手にも、すれ違うようになった。
LUMINAの最新号で知ったのだが、
世界最大規模の経営者組織YPO-WPOの
日本メンバーによるトライアスロンチームが参加していたようだ。
最後の半周は、もう淡々と走るだけだった。
あと2キロというところから、
少しペースをあげることができた。
12時間台で先にフィニッシュした
TTメンバーのすぅ〜さんが、フィニッシュロードへと入る分岐点で待っていてくれて、
写真を撮ってくれた。
IMG_1364.JPGのサムネール画像のサムネール画像
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スイムアップしてから、300mくらい走ってトランジッションエリアへ。
完走目的なので、
旅烏、ロングのレースの時は、全種目着替えることにしている。
ヨーロッパ系は、着替えはオープンだと聞いていたが、
一応、男女は別のテントだった。
しかし、素通りできるようなテントで丸見え。
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※並んでいるトランジッションバックの奥に屋根だけのテントがみえるだろうか。
あれが更衣室。写真で見えているのは女子テント。丸見え!!

しかし郷に入っては郷に従え。
そこで全裸になって、スピードスーツにゆっくり着替える(笑)。
きっちり足を拭いて、5本指靴下を履いて、サプリも飲み忘れなく全部摂取。
その分、トランジッションタイムは、時間がかかった(汗)。
T1     12:48

バイク初盤。
調子は悪くなかった。
平坦基調で、ほどよくアップダウンがある。
上りでは、ものすごく軽いギアで脚を温存したため、
ガンガン抜かれるが、
平坦と下りになると、TTバイクのヌー号で、面白いように抜くことができた。
逸る心を押さえながら自重してこぐ。
でも、やはりノロ亀の旅烏、70キロ過ぎから大臀筋あたりが痛くなって
前に進まなくなる。
どうも向かい風のようだ。
なんとか気持ちを新たにこいでいる間に、
スタート会場付近に戻って来て、気分が変わる。
ここからが、本番。山岳コースへと続いて行く海岸線をこぐ。
また追い風になったのか、DHポジションでガンガン気持ちよくこげた。
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※う〜む。宮塚さんもお腹を出してこぐのが良いと指導しているが、
このポッコリは行き過ぎだなぁ。
レース前、カーボローディングにかこつけて、
ホテルのバイキングで、いっぱいスイート食べちゃったしなあ。
内蔵脂肪のせいかぁ? トホホ。

105キロのスペシャルエイドで補給して、
いよいよ山岳コースに入る。
この頃から、雲行きがおかしくなってくる。
ポツポツと雨が顔にかかる。
最初の6キロくらいは斜度は3%くらいなので、
それほど負担なく高度をあげることができた。
途中から7、8%の斜度になり、
徐々に脚に負担がくる。
おまけに、前が見えないくらいの土砂降りになる。
雷が光ったかと思うと、雷鳴が轟く。
周囲には、選手もまばらで、自分に避雷するのではと思うほど。
「きっと日本なら、中止になるだろうなぁ......」
と思うが、まったくその気配なし。
後方から選手が、別に気にすることなく、旅烏を追い越していく。
サングラスから、水が滴り落ち、
汗で曇って、前が見えない。
しかたなく、サングラスを外して、胸元にひっかけて淡々とのぼる。
青息吐息で、上りがひと段落するところまで上りきる。
タクシーで下見していたので、峠はまだ先だと知っているが、
ここからは尾根の上のようなアップダウンなので、
少しひと息ついた。
雨も小康状態となり、ひと安心。
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※尾根道の両側は、写真のような山肌が広がる。
下見の時の写真。レース日は雲がかかって、あまり景色は見えず。

尾根道の最後、一気に10%くらいの坂を上り切ると、
一気に下り。
ここからが激坂の九十九折。
幸い、雨は止んでいたが、ぬかるんでいるので慎重に下る。
それでも、下りでは、何人も抜くことができた。
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※どちらも下見の写真。こんな九十九折がずっと続く。

九十九折がようやく終わって、ほっとする暇もなく、再び土砂降りに見舞われた。
山の中腹にあるCaimari、Mascari、Campmetという名前の村を次々と通過していく。
趣きのある街並で、下見の時からその美しさに心を奪われて、
通過するのを楽しみにしていたのだが、
ものすごい雨で、街の間を抜ける坂道は、水浸しで川のようになっていて、
滑らないように、下るのが精一杯だった。
マンホールや凸凹の車止めとかもあり、
おまけに雨でブレーキの効きも悪くなり、冷や汗が出た。
落車しなくて、本当によかった。
雨さえ降っていなければ、絶景の街並を気持ちよく下れたのに、
残念だった。
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※下見の写真。素敵な街並でしょ。
レース中はまったく見る余裕はありませんでした。

熱中症の暑さ対策はしていたが、まさか雨の少ないマヨルカで大雨に見舞われるとは。
スピードスーツを来ていたので、だいぶ緩和されていたが、
下っている途中から、身体中が寒くて震えがくるほどだった。
低体温でリタイアした選手が多かったことを、後から知った。
残り20キロからは、65キロ地点からスタート地点までのコースと唯一重なる。
ちょうど、失速した区間で、やはり向かい風で、辛かった。
疲れていたし、まったくスピードが上がらず、
多くの選手に抜かされた。
それでも、17時までに着かないとNILOさんに会えないと
必死で最後の力を振り絞って前に進む。
幸い、16時台には、バイクフィニッシュする。
おおお。これでなんとか女神に会える(笑)。
BIKE  7:10:50
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レース当日。
4時に起床。ホテルの朝食バイキングは5時からだったので、
その前に4時半に、買い出しした朝食をつまんで胃袋を起こす。
5時から本格的に食べて、6時ホテルを出発。
NILOさんとも、ロビーで会うことができた。
わざわざ弾丸で応援に来てくれて感謝!
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トランジッションに向かって歩いていると、
正面から走ってくる大会スタッフに、
「ウエットスーツ持って来たか? オッケイになったぞ!」
と声をかけられた。
昨日の水温からして、もうウエットスーツは装着できないと思っていたが、
念のため、われわれは持って行くことにしていた。
しかし多くの選手は、あきらめて持参していなかったので、
ホテルにウエットを取りに戻る多くの選手たちとすれ違った。
それにしても、スタッフの人たちが、
その情報を一刻も早く選手に伝えようと駆け回っていたかと思うと、頭が下がる。
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トランジッションで最終セッティングをして、
最後のトイレにも行って、
スイムバックをフィニッシュ近くに預けてから、
ちょっと試泳をしている間に、
すぐにプロのスタート時間となってしまった。
NILOさんは本日の夜の便でミュンヘンに帰ってしまうので、
夕方の17時には、大会会場を出発しなければならない。
「バイクフィニッシュのところで待っていますね。頑張ってください」
とNILOさんに言われて、最後に握手を交わして、スタート地点へ。
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スイムスタートはローリングスタートで、
申告タイムごとに5つのエリアに並ぶ。
旅烏の予想フィニッシュタイムは1:30だったので、
ちょっと頑張って、1:20〜1:30hのエリアの後方に陣取る。
女子プロがスタートした後、
男子プロスタート7分後の7:37にエイジスタート。
ローリングスタートといっても、
タイム申告の速い人から、随時、ゾロゾロスタートする感じだった。
スイムコースは、M字型で、2.4キロ地点で一度、上陸する。
息づきが右オープンなので、左端の大外から泳ぎはじめる。
思ったよりばらけていて、バトルは気にならなかった。
白砂のビーチを過ぎると、一面緑の水草で覆われている。
透明度はいいのだが、マリーナがあるためか、
あまり水質はよくない。
500mを過ぎた頃から、
ちょうど同じくらいのスピードの選手が蛇行して泳いでいて、
進路を何度も邪魔されて泳ぎにくかった。
そのため、スピードアップして、前に出る作戦に。
息があがったが、それからは、マイペースで泳ぐことができた。
あまり体力を使わないように、
同じペースの選手の後ろをドラフティングして距離を稼ぐ。
2.4キロの上陸地点で、手元のガーミンはほぼ60分を示していた。
このペースならば上出来だと、
それ以降も、ビルドアップ気味に気持ちよく泳ぐことができた。
やはりウエットスーツがあるとないとでは大違い。
余力はまだあるのを実感しながら、スイムアップ。
SWIM  1:22:57
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マヨルカ滞在2日目は、
まず大会受付をすます。
スペインのトライアスロン協会の1day会員にならないと参加できないので、
それを支払った後、
選手を証明するリストバンドやゼッケンやナンバーシールなどが支給される。
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受付が終わると、アイアンマンストアに繋がっていて、
その奥にいろんなスポンサーのショップのテントを通過した後、
参加賞のトランジッションバックを配布される。
さすが、商業的にも選手がお金を落としやすくレイアウトされている。
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IMG_0885.JPGIMG_0887.jpgIMG_0879.JPG
今回のコースのキモは、110キロ地点からの標高差600m峠越えなのだが、
試走するには、あまりに体力を消耗すると思い、
80キロから先の山岳コースを3時間タクシーチャーターして下見をした。
最初の6キロくらいは斜度はそれほどないが、
それ以降は、7、8%の上りが続く。
120キロ過ぎで、この上りは辛い。
かなりビビる。
さらに怖いのは、九十九折の下り!
眼下の谷が牙を向いている。落ちたらたいへんだ。
またまたビビるぅ!
ひとり4,000円くらいかかったが、
一度、見ると見ないとでは、大きく違ったので、
これは散財とはいえないだろう。
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余裕を持って早めに現地入りしたので、
2日間、時間があったが、
レース前は、あまり追い込まず、
バイクの調子を見るために、バイクの一部を25キロほど試走したのと、
スイムスタート時間に試泳したり、ホテルのプールでほぐしスイムしたり、
日差しが弱くなってからランコースを6キロほど試走したのみ。
IMG_0976.JPGのサムネール画像
IMG_1022.JPG

レース前日には、競技説明会とカーボパーティがビーチで開催。
屋外というのが、すごい。
あまり雨が降らないから、ビーチでも大丈夫なのだろう。
さまざまな言語で、1時間ごとに競技説明会をやるのだが、
その同じ会場でパーティが開催されている。
パーティというよりバンケットスタイルで、
5時間くらいずっとやっていて、
自由に食事をつまむという感じ。
食事内容は、パスタとサラダと飲み物(生ビールあり)程度で、
本当にシンプルで、ごちそうという感じではない。
マレーシアのような豪華版をお望みの方は、ちょっとガッカリかも。
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もちろん日本語はないので、
われわれは英語の競技説明会に参加し、
夕方、バイクチェックインへ。
道を閉鎖してトランジッションエリアが作られている。
バイクとランのトランジッションバッグも持って行かなければならないが、
レース当日でも触ることができた。
バイクやヘルメットのチェックは緩め。
自己責任ということが徹底している感じ。
2000台のバイクが並ぶと壮観。
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ドイツのミュンヘン在住のTTメンバーであるボサノバ歌手のNILOさんが、
応援に来てくれることになっていて、
夜、会う予定だったが、飛行機が遅れて、その日は会えず。
翌朝に会うことになる。
23時近くに就寝。

建物のセキュリティの規約上、編集部は一般公開しておりません。
あしからず。

 

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