殺伐とした編集部にも、観葉植物をいくつか置いている。
とはいっても、取材で留守が多いので、
ゴムや多肉植物など、比較的乾燥に強い植物ばかりだ。
今年のうだるような暑さで、一番、元気なのが、玄関に置いてあるココヤシ。
春先に編集部へとやってきたのだが、
皆生の取材から戻った頃、新しい葉が出ていることに気づいた。
この半月あまりで、その葉が50cm以上、伸びている。
このままでは、編集部が熱帯雨林化するのではと、
あらぬ心配までするほどの驚異的な生命力。
残暑も厳しいと聞いているが、
それでも涼しくなり、秋が訪れ、いつしか冬になる。
季節は必ず、巡るのだ。
ココヤシは、寒さには弱く、15度以下には、できない。
多摩丘陵は、都心よりも3度ほど気温が低くなるし、
ちゃんと冬が越せるのだろうか......。
何事も、元気な時にこそ、準備が必要である。